マーケティングに貢献する、フォトジェニックな空間づくり
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マーケティングに貢献する、フォトジェニックな空間づくり
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シマラヤジャパンは、インターネットメディアの企画・運営を手がける会社だ。様々な音声コンテンツを自社でプロデュースしているが、これまでのオフィスには録音環境が整っていなかった。収録の時には、沿線にある提携スタジオに出掛けたり、社内の簡易的な機器を使っていたものの、そろそろ本格的な設備がほしい。録音ブースの新設をきっかけに、オフィスのリニューアルに踏み切った。
録音時の音漏れを完全に防ぐには、床や天井まで変えなければならない。しかし、そうすると大がかりな工事が発生し、費用もかさむ。そこでグッドライフは、窓ガラスの作りや壁の吸音材などで、コストと防音性を両立する空間をしつらえた。シマラヤジャパンで制作する音声コンテンツは、トークがほとんど。歌や演奏などは収録しない為、これで充分に事足りる。
Point 01
マーケティングにつながる“映え” スポット
デザイン面では“フォトジェニックな海外のIT 企業” をイメージ。録音ブースの他に、カラフルで開放的な執務エリアや来客スペース、リフレッシュ用のカウンターを作った。「このビルはフロア内に柱が4本もある為、レイアウトのアレンジがしにくいんです。以前は柱の陰がデッドスペースになっていたけれど、グッドライフはその柱もうまく活かして、くつろげるカウンタースペースを作ってくれました」(シマラヤジャパンCEO・A 氏)。
費用を抑える為に、既存の内装をなるべく転用しているのもポイントだ。「たとえば、もともと白かった会議室の扉を、来客スペースのデザインになじむよう、片側だけ黒く塗装しています。扉を新調したりシートを貼ったりするよりもリーズナブルに、雰囲気を変えられるんです」と、グッドライフのプロジェクトマネージャーは言う。
また、社内に様々なフォトスポットが用意されているのも面白い。エントランスには受付台をあえて作らず、目立つロゴサインを配置。録音ブースのアクセントウォールにはコーポーレートカラーの赤を使い、ヒマラヤの絵をあしらった。収録作業室から写真を撮ると、出演者の背景がとても印象的だ。おかげで、社内で撮影された写真が来客のSNS などにアップされるたび、会社のブランディングにも貢献している。
Point 02
柔軟な対応で、コストパフォーマンスを最大化する
改装工事はお盆の直前を予定しており、スケジューリングがとりわけ難しかった。「本来なら約2 週間かかる書類の申請を、今回はなんとか5 日間で済ませました。管理事務所への書類を、郵送ではなく手渡しで提出したり、お客さま自身にも即日捺印にご協力いただいたり……なんとか間に合ってよかったです」と、グッドライフのプロジェクトマネージャーは微笑む。そしてグッドライフの長所は、そんなスピード感だけでもない。A 氏は「限られた予算の中で、費用対効果の高いイメージチェンジを果たしてくれました。カーペットの色ひとつ決めるにも、分厚いサンプル本を持ってくるなど、親身に対応してくださって……そのうえ進行も安心して丸投げできるから、本当に助かりましたね」と話す。
録音ブースができて業務効率が上がったのは、もちろんのこと。オフィスの雰囲気によって、社員のモチベーションも大きく向上した。「執務エリアのすぐ隣に、コーヒーを飲んだり本を読んだりできるリフレッシュスペースがある。ぜひお客様をお招きしたくなるような、立派な録音ブースがある。それだけで社員の気持ちは、ぐっと前向きになるんです」(A 氏)。オフィスリニューアルの効果は、見た目だけにとどまらない。お客さまのご要望とコストを踏まえて、その効果を最大化するために、グッドライフという会社がある。