フリーアドレス&ペーパーレス。新オフィスを使いこなすための社内広報もサポート
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フリーアドレス&ペーパーレス。新オフィスを使いこなすための社内広報もサポート
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東海ビジネスサービス株式会社が八丁堀にオフィスを構えたのは、1980年のこと。今回の移転は、実に40年ぶりの計画だった。ほぼ経験のないプロジェクトに、社内では少々不安の声があがったという。「何から手をつけていいかもわからない状態でしたが、何社かに提案をいただく中で、一番頼れそうなグッドライフさんを選びました。こちらの希望するレイアウトや会議室の数をクリアしつつ、人数の増減なども見越して、柔軟にプランニングしてくれたんです」(東海ビジネスサービス専務取締役・T氏)。
まず大きく雰囲気を変えたのは、エントランスだ。誠実な印象のロゴサインと、立体的な壁の造作が目を引く。「エレベーターを降りてすぐにある空間なので、凸凹の木材を取り入れたデザインにすることで、見栄えをグッと良くしました。ここには元々の照明が少なかったのですが、あえてその照度を逆手に取り、ムーディーな雰囲気に仕上げたのもポイントです」と、グッドライフのプロジェクトマネージャー・菅原氏。

Point 01
社内のコミュニケーションまでフォローする
以前の執務エリアは3フロアに分かれていた為、部署間の連携がとりにくいのが課題だった。今回の移転ではすべてを1 フロアにまとめ、全体を見渡せるオフィスにして、社員の円滑なコミュニケーションを促したいという。
「IT 企業として、ペーパーレスやセキュリティーの問題にもしっかり取り組みたいと考えていました。その為、この引っ越しを機に、なんとなく持ち続けていた書類を整理して、データ化。オフィスをすっきり片づけつつ、フリーアドレスを取り入れることで社員同士の交流を増やし、結束を強めたかったのです」と、専務取締役のT 氏は語る。
とはいえ、デスクがなくなるとオフィスの使い方が大きく変わる為、社員には戸惑いがあった。移転後は、出社したら各自のプライベートロッカーから荷物を出し、自由に席を選んで仕事をして、帰社時にまたデスクを片付ける。そんな新しい仕事の流れを社員に説明する為、グッドライフも配布資料を制作した。「菅原さんがわざわざ朝礼に立ち会ってくれて、移転準備の説明や、オフィスの使い方の説明をサポートしてくれたんです。まさかその為だけに、8:45 から弊社まで来てくれるとは思いませんでした(笑)」(東海ビジネスサービス・管理本部・I 氏)
Point 02
コストを下げる為に、他社見積もチェック
3つ設けた会議室は、広さとデザインにバリエーションをつけた。暗めの色味で重厚感ある空間は、広くて大人数の会議向き。社員がくつろげるように、コーラルピンクの椅子を入れたカジュアルな部屋もある。これまでの会議室はどれもオープンな空間だったので、細やかな商談がしにくい場合もあったが、天井まで壁を設けた為使い勝手が良くなった。ペーパーレスを徹底する為に、各部屋にモニターも設置している。「オフィスの利便性向上は、社員のモチベーションアップはもちろん、採用の手応えにも表れています。採用面接で、応募者のリアクションが格段に違うんです」と、T 氏。
コストを抑えて納得いくオフィスをつくる為に、様々な工夫も凝らしている。カタログやショールームでコストパフォーマンスの良い什器を探したり、施工費を下げられるように素材や業者を丁寧に検討したり。前オフィスの原状回復費用が予想よりも膨らんだ時は、グッドライフが間に入って、見積もり項目を1つずつ精査もした。
「困ったことがあればすぐに来てくれて、資料やプランもフレキシブルに整えてくれた。全体の予算は予定より少々オーバーしましたが、仕上がりにはとても納得しています」と、T 氏はプロジェクトを振り返る。オフィスを作るところだけが、グッドライフの仕事ではない。担当者の悩みに寄り添い、移転後に社員が使いこなせるまでサポートすることも、大切な仕事だ。
お客様の声

「古い文化にとらわれている社員が少なくなかった為、単純な移転というよりも、オフィスの使い方に関する意識改革が難しかったんです。デザインやレイアウト、工事といった実務だけでなく、社内のコミュニケーションまでグッドライフさんがフォローしてくれて助かりました」(東海ビジネスサービス・システム本部・O 氏)