パートナーとして、お客さま目線のプランニングを追求する
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パートナーとして、お客さま目線のプランニングを追求する
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株式会社システムシェアードから、グッドライフに問い合わせが入ったのは2020年3月のこと。採用を強化するために、オフィスを移転したいという相談だった。「物件を決め、他社と相見積をとっていたけれど、柔軟に伴走してくれそうなグッドライフに決めました。」と、システムシェアード代表取締役社長のJ氏は振り返る。
まず力を入れたのは、会社の顔となるエントランスだ。カフェやホテルラウンジのように、スタイリッシュで落ち着ける雰囲気を目指した。誰もが目にする場所の為、フェイクグリーンひとつとってもグレードの高いアイテムを使っている。「ミーティングブースも併設されている為、ある程度の緊張感を保ちたいというご要望もありました。そこで調光式のダウンライトを採用し、パキッとした光やムーディーな光をシーンに合わせて選べるように。各ブースにサウンドマスキングを施して、商談の声が外に漏れることも防いでいます」(グッドライフのプロジェクトマネージャー)。
シックなエントランスは、来客にも好評。このビルでここまで内装を作り変えたテナントは初めてだと、管理会社も興味津々だという。
Point 01
創造性を生む、こだわりのリフレッシュスペース
人数に対してややコンパクトなオフィスを有効活用する為、エントランスのベンチは、座面の下を収納にした。「見える収納を避けたかったので、ベンチ下収納にできませんか?と相談してみたんです。既存製品にいいものがなかったから、オリジナルで制作してもらうことになりました。こういう無理難題をぶつけても、具体的な実行策を考えて形にしてくれるから、楽しかったですね」と、J 氏。社長室のホワイトボードにアイディアを書き留め、コストと折り合いをつける方法をグッドライフが検討しながら、理想のオフィスを作りあげてきたのだ。
執務エリアは、ABW(Activity Based Working)の考え方に基づいて、社員が自由な働き方を実現できるフリーアドレスにした。中心にバーカウンターを入れることで、休憩中のコミュニケーションも促進。窓際には、ゆったりと景色を眺められるカウンターとハイチェアを設置した。「元々のオフィスは、リフレッシュスペースが全くなかったんです。でも、頭を使っていい仕事をするには、オン・オフを切り替えられるサードプレイス的な空間が大切。なので今回は、しっかりとリフレッシュスペースをつくりました」(J 氏)。
Point 02
ハプニングにも誠実に対応
しかし、進行ではハプニングもあった。メーカーに発注していた椅子の納期が突然ずれこみ、移転日に間に合わなかったのだ。「ネットで見つけたコストパフォーマンスのいい製品だった為、入荷日が定まらなかったんです。とはいえ、椅子がないと皆さまお仕事ができないので、まずは代替品を手配。以降はずっと、いつ入荷するかを毎日チェックしていました。情報を見逃すと、いつ手に入るかがわからなくなりそうで……」。「でも、毎日状況を連絡してくれましたよね。メーカーの納期遅延はある意味仕方ないことだし、あとのケアがしっかりしていたので、安心してお任せできました」と、J 氏は言う。
新オフィスは、採用強化という目的にも少なからず成果を出した。コロナ禍によってオンライン面接が増えているものの、最終面談は会社で。洗練されたオフィスによって応募者のリアクションが変わり、クロージング力が上がっていると感じる。J 氏は、今回の移転をこうまとめた。「とても親身にプランニングして頂いて、パートナーとはこうあるべきなんだと、僕らも勉強させてもらいました。これからも、当社は規模を拡大していく予定。数年以内にはふたたび移転するでしょうから、そのときはまた、グッドライフにお願いしたいと感じています」。