丁寧なサポートで実現した、こだわりのオフィス
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丁寧なサポートで実現した、こだわりのオフィス
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株式会社node
40坪/東京都港区/2019年9月~11月
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骨董通りを少し入ったところにある、洒脱なビル。その2 階に入居しているのが、株式会社node だ。売上好調に伴い、わずか1年半で社員が約80名まで増加。それまでのシェアオフィスから、急遽移転を決めた。
「グッドライフは、知人から紹介されました。僕はとてもこだわりが強いのですが、きっと柔軟に対応してくれるはず、と薦められたんです。その通り、最初から最後まで本当によく付き合ってくださいました」と、node 代表取締役のI 氏は振り返る。
まず苦労したのは、物件を見つけるまで。立地と予算を両立する物件が、そもそも見つからない。真夏にもかかわらず、30 件以上を内見してまわった。「毎日いろんな候補をリストアップして、僕が内見で『ここはちょっと違います』なんて曖昧なことを言っても、嫌な顔ひとつせず……おかげで、ベストな物件が見つかりました。現場で『ここには4 人の会議室が作れます』『ここからここまでで10 席は入ります』など、即座にレイアウトを提案してくれるのも助かりましたね。僕ら素人には、想像もつかないので」(I 氏)。
Point 01
状況を踏まえて、理想と現実のバランスをとる
デザインのテーマは「無機質」。既存のフローリングや木目のドアなどをすべて変え、白とコンクリート、ガラスで統一した。「明確な理想像がおありだったので、あとはどれだけそれに近づけるか。デザインラフや什器の候補など、画像とイメージでズレがないかを確認しながら、進めていきました」と、グッドライフのプロジェクトマネージャー・江藤氏。空間を広く見せられるようにガラスの間仕切りを使ったり、テレビやホワイトボードを壁掛けにして、不要な配線などを減らした。
什器にも、一切の妥協がない。「白い椅子にテーブル、シルバーのハンガーラック……すべてイメージに合うものを探してもらいました。色別の候補家具リストを作ってくれたり、予算に合わせて微妙にグレードを調整してくれたり、きめ細やかな対応なのにスピードも速い。いつも複数の提案をしてくれるから、検討しやすかったです」(I 氏)。コストをかければ、いくらでもいいものはある。けれど、お金を使うことが常に正解とは限らない。
「node 様のように急成長を続ける会社の場合、このオフィスにいるのは数年ほどだと考えられます。であれば、什器もその数年間に気持ちよく使えれば充分。最高級のものをそろえる必要はありません。そういった調整をしてコストを抑えつつ、理想に近いものを探しました」(江藤氏)。
Point 02
会議室や執務室にもアクセントを置く
使いやすい動線にもこだわった。エレベーターを降りてすぐのエントランスから、執務エリアに続く空間には、扉をつけない。入ってすぐが執務エリア、そのサイドに会議室が並ぶ。そんな空間で目をひくのは、各室にひとつずつ飾られたアートだ。会議室には大きな絵やスケートボード、執務室には社名のネオンサインを配置した。「一つひとつの部屋に、印象に残るものを置きたかったんですよね。自分の理想を具現化できるから、とても楽しかったです。でも、江藤さんは大変でしたよね?」と気遣うI 氏に、江藤氏は「いいえ、とてもやりがいがありました!仕上がった時、感動しました」と応える。
多くのスタッフが気持ちよく働けるオフィスができて、喜びの声も多い。これまではリモートワークが中心だったが、会議室も執務エリアも整ったことで、社員同士のコミュニケーションが増えた。「物件選びからデザイン、施工までしっかりと並走してくださり、移転後も常に使い勝手を気にかけてくれています。今後レイアウトチェンジや移転を考える時には、ぜひまたお願いしたいですね」と、I 氏。クライアントの理想を描き出し、コストとのバランスを取りながら実現していく。もちろん一筋縄ではいかない仕事だが、そこにまた強いやりがいを感じているのも、グッドライフなのだ。