リラックスしながら働ける、こだわりが詰まった芝生のオフィス
WORKS27
リラックスしながら働ける、こだわりが詰まった芝生のオフィス
Keywords
Share
株式会社ユニラボのオフィスといえば、芝生である。靴を脱いで、リラックスしながら仕事をするスタイルは、創業時からのこだわり。そうしたカルチャーはしっかりと受け継ぎながら、より広く使いやすい空間を目指すのが、今回の移転プロジェクトだった。
「 以前のオフィスは、2フロアに分かれていてコミュニケーションが取りにくいことと、会議室の少なさが課題でした。場所が足りず、社員同士が近くのカフェで鉢合わせすることもしばしば。会議室やミーティングスペースを増やすのが、まず大きな目的だったんです」と、ユニラボ代表取締役社長・K 氏は振り返る。
3社から提案を受け、グッドライフに決めたのは、初回のパースが気に入ったから。「20 分ほどのヒアリングを経て、すばやく提案書を作ってくれました。最終的なプランも、ここから大きく変更していません」。そんなエントランスは、芝生と木目をベースにしたナチュラルな雰囲気。正面に配置されたウォールグリーン×ロゴサインも目を引く。訪れた誰もが目にする場所だからこそ、フェイクグリーンもグレードの高いタイプを採用し、妥協しなかった。
Point 01
高層ビルならではの良さを発揮するレイアウト
高層ビルの上層階には、消防法や避難経路確保の為に、様々な縛りがある。ユニラボのオフィスも12 階に位置する為、その制限を受けた。「高層階では、避難口に近い所にしか個室を作ることができません。今回のオフィスでも、会議室6 室はすべてエントランスの近くに配置。でも大きなガラスで仕切っている為、自然光も綺麗に入ります。執務エリアの方には個室がない代わりに、壁を立てないミーティングスペースを複数設けました」と、グッドライフのプロジェクトマネージャー。ようやく社内に会議スペースが増えて、利便性もぐっと向上した。
その他、中央にはソファや卓球台、簡易キッチンを備えたリフレッシュスペース。窓際には眺めを楽しむハイカウンターを設置した。「窓際のスペースは社員たちからも大好評で、すぐにベンチを増やしたほど。みんな、景色を楽しみながら働いています」(K 氏)。さらに地下のフロアには、地面に座ってくつろげるフリースペースも用意している。
執務エリアや会議室の間仕切りは、スタイリッシュな黒で統一。「社長からヒアリングしたりWeb サイトを読み込んだりする中で、ユニラボが社員の働きやすさや福利厚生をとても大切にしていることを感じました。だから、お洒落なカフェみたいな雰囲気にする為に、黒がいいと思ったんです」と言う。K 氏は「こだわりのセレクトでしたよね。芝生と黒の組み合わせなんて大丈夫かなと最初は疑っていたけれど(笑)、出来上がりを見たらとても気に入りました」と、笑う。
Point 02
メリハリの効いたプランでコストを削減
ビル側が指定する工事の費用がかさむ為、全体のプランニングにはメリハリを効かせる必要があった。お金のかけどころを見極め、リーズナブルに進められる部分は徹底的にコストを削減する。「例えば、什器は元々使っているタイプと同じ中古品を探しました。弊社は古物商の免許も持っている為、リユース品を扱えるんです。また、創業時からのこだわりである芝生も、施工を発注するとどうしても高くつくため、社内で対応していただきました」(グッドライフ・プロジェクトマネージャー)。社内の有志が10人ほど集まり、DIY。「雨の日ですごく大変でしたが、いい思い出になりました。役割を柔軟に分担して、コストを抑えられたのは良かったですね」(K 氏)。
ユニラボはIT企業だが、これからもオフィスへの通勤を大切にしていきたいのだという。だからこそ、社員が働きやすい空間づくりは重要だ。K 氏は「弊社らしいオフィスができて、社員たちも気に入っています。1フロアになったので、コミュニケーションもぐっと円滑になりました。これからも社員たちと向き合って、必要な改善を続けていきたい」と語る。よりよいオフィスをつくり続けるために、グッドライフももちろん尽力を重ねていく。