お客様の作業負担をできるだけゼロに近づけて
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お客様の作業負担をできるだけゼロに近づけて
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株式会社ソシオテック研究所がオフィスの移転を決めたのは、2014年初めのこと。スケジュールが非常にタイトで、8月末の期日までにはすべてを完了しなければならなかった。当時の事務所は1フロア60坪ほどのビルで、3フロアまで借り増しをしている状態。執務エリアが分断され、ご来客用の会議室は1階に集中しており運用しづらく、また、執務スペースが3フロアに分かれており、社内のコミュニケーションがとても取りづらかったという。
会社が順調に成長している今、社員が働きやすく、取引先にも信頼感を与えられるオフィスを作りたい――2014年2月頃、ソシオテック研究所からグッドライフに、そんなオーダーが舞い込んできた。「まずは、コンペの実施をサポートしました。伺った要望を取り纏めながら、移転の概要や仕様書を私たちで作成。ご担当者様は手探りで移転計画を進めなければならないので、パートナー選びの負担を少しでも軽減して差し上げたいと思ったんです」(グッドライフ営業担当・真名子氏)。
Point 01
“理想のエッセンス” を地道に汲み取る
移転先はニューオータニ ガーデンコートの1フロア。著名なビル故に、周りに引けを取らないデザインが求められていた。グッドライフは3 種類のプランを提案し、コンペを経て、受注にこぎ着ける。「ありきたりだったり、無駄なコストをかけすぎたりしている他社の提案と比べ、グッドライフの案はとても“ほどよかった” んです」と、ソシオテック研究所の担当者・M氏は言う。
ニューオータニホテルから続く共用部のイメージを保ち、木目と大理石で仕上げたエントランスは、重厚感たっぷり。落ち着いたムードを醸し出し、全てのご来客頂くお客様を、丁寧にお迎えする空間なった。複数のサンプル案を比較してもらいながら、クライアントの思い描く“理想的なエントランス” の要素を汲み取っていった結果だ。一つの什器を選ぶにも、デザインや質感などにもこだわり、メーカーのショールームをいくつも案内し、プロの目でレコメンドをした。
執務エリアはコミュニケーションの問題を改善するため、見通しの良さにこだわっている。背が高い家具のない空間は、内線をかけなくても目視で在席を確認できるほど。中央にコラボエリアを設け、経費で購入した書籍を並べる本棚も据えた。カジュアルな雰囲気のテーブルは、ミーティングや昼食などでよく活用されているという。前オフィスでは3室だった会議室は、5室に。来客が多い社長の要望で、役員室も会議室エリアに設置してある。珍しいレイアウトだが、防音にも配慮して吸音材を使ったり、カードリーダーを導入することで、セキュリティの配慮もぬかりない。
Point 02
いつまでも丁寧なサポートを続けていく
長く使えるオフィスを作るには、余剰スペースの確保が肝心だ。このオフィスも、これからまた人が増えることを前提に、ゆったりと空間が取られている。また、時間が経って改修が必要になった時に同じ物が仕入れられるよう、壁材や什器のセレクトには在庫や製造状況の確認も欠かしていない。
「『任せます』のように雑なオーダーでも、真名子さんは親身になって話を聞きながら進めてくれました。対応が素早く、プランの締切がタイトでもきちんとやってくれる。また、当社内での調整が必要な時に、プレゼンや資料などの準備を手伝ってくれたのも助かりましたね」と、M氏は振り返る。
移転に伴う多岐にわたる関係会社との打ち合わせや管理会社との連携、通信会社や什器メーカーとのやりとりなどは、グッドライフがすべてを代行。それは、移転までの作業にとどまらない。無事に新オフィスがオープンした後も、レイアウト変更や什器の追加など、様々なフォローを続けている。時期や内容を問わず、長くそのオフィスをサポートするのが、グッドライフのスタイルなのだ。