あらゆる可能性を想定して最善を尽くす
WORKS6
あらゆる可能性を想定して最善を尽くす
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使いやすいオフィスに、効率的な収納は欠かせない。株式会社武田産業は、多くの製品サンプルを自社で管理している為、とりわけそのプライオリティーが高かった。以前のオフィスでは、倉庫から溢れた資材が、執務エリアや休憩室までも圧迫していたという。
また、今回の移転に際して、ショールームを新設することも決まっていた。同居するグループ会社の榮伸が、ランドセルやビジネスバッグなどを取り扱っており、しばしば実物を見に来るお客様がある為だ。
グッドライフに出会ったのは、そういったオーダーを踏まえ、インフラなどの手配もまとめて任せられるパートナーを探していた時のこと。決め手は「コストが見合ったのはもちろん、内装やレイアウト、細かな調整まで、気配りの効いた提案をしてくれたから」と、武田産業の担当者・T氏は言う。
Point 01
お客様のイメージを映し出し、課題を解決するプランニング
アットホームな雰囲気の漂う、新しいエントランス。グッドライフのプロジェクトマネージャーが、ゼロからプランニングした。
「働いている皆様の空気や取り扱い商品などを見て、コンセプトを考えていきます。武田産業さんは家庭的なムードが素敵だったので、そのイメージを活かすことに。オフィス用ではなく、住宅に使われるクロスなどを使って、温かい雰囲気を作りました。また、ショールームへ足を進めるときに印象がぶれないよう、導線のカーペットや建材も似たイメージで統一しています。製品の搬出入が多い為、壁の腰下からは木目のクロスを貼り、作業中の汚れを目立たなくしました」(グッドライフ・プロジェクトマネージャー)。
執務エリアで最大の課題だった収納は、まずレイアウトから見直した。これまでは各社員が席の近くにバラバラと資材などを置いていたが、改めて倉庫の為にスペースを確保。あえてパーティションではなく、しっかりと壁を立て、空間を区切った。耐震性を持たせなければならないハイキャビネットを、その壁の背面に据えたのだ。また、各キャビネットのサイズを揃えて新調し、立体的な収納に対応できるスライドタイプも追加。収納量を増やしつつ、場所を1 カ所にまとめることで、仕事の効率化も図っている。
Point 02
丁寧な心配りとアフターケアが生んだ信頼関係
移転日から逆算してすべてのスケジュールを想定し、様々な先手を打つ。内装工事のディレクションや備品の調達、通信機器の設定手配など、数多いタスクを滞りなく進める為に、グッドライフが心がけているスタイルだ。移転は期限までに無事完了した。ところが、1つ問題が見えてきたという。天井裏がつながっている為、隣り合った会議室で音が漏れるのだ。
「建物やレイアウトの関係で、どうしても会議室は音漏れがするだろうと、あらかじめ聞いていました。でも、音の程度は使ってみないとわからないから、移転前にはいかんともしがたいでしょう。ひどい場合は追加の調整システムが入れられるし、保障もすると言って頂いていた為、引っ越した後すぐに対策が取れました。事前の気配りとアフターケアをきちんとしてもらえたから、とても助かった。移転後の社内打ち上げには、グッドライフさんにも来てもらったんですよ」(T氏)。
プランニングから工事、移転後のケアまで丁寧に取り組むことで、クライアントとの関係はどんどん強固になっていく。打ち上げに呼んでもらえるほど、いい意味で砕けた仲にもなる。そうやって壁をなくし、様々な要望が気軽に言える間柄を築けていたことが、良いオフィス作りに繋がったのだろう。