お客様の目指すオフィスを形にするために、細かな心配りを惜しまない
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お客様の目指すオフィスを形にするために、細かな心配りを惜しまない
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神田・お茶の水はスポーツ用品の街だ。各地にインドアゴルフスクールを展開するステップゴルフ株式会社は、そんな土地にある。 しかし、オフィスのトーンは、街の雰囲気とは一線を画す。上品なシャンパンゴールドの壁に銀色のロゴサインがあしらわれ、照度を落としたダウンライトで出迎えるエントランス。「当社は、多くのお客様が訪れます。訪れた方々に“なんだかいいね” と五感で感じていただけるような、落ち着いた空間にしたかったんです。そんな抽象的なオーダーに、グッドライフは見事に応えてくれました」(ステップゴルフ株式会社代表取締役・榎本氏)。
2時間に及ぶヒアリングを経て、目指したのは“ゴルフ場のクラブハウス”。グッドライフがさまざまなゴルフ場のラウンジをリサーチして練ったデザインプランは、7割方そのまま活かされた。「言われたことをやるだけでなく、僕の潜在的な趣味・嗜好も慮ってくれたからこその提案だと感じています。まるで、色々と細かい指示をしたような気持ちになるほど、良いものができました」と、榎本氏が笑みを浮かべる。
Point 01
本当に必要な条件を洗い出し、予算と両立させていく
そんなエントランスの扉を開けて一歩踏み入れると、最大30名を収容できるオープンスペースが広がる。デスクや椅子を何組か配置するほか、個室も用意しており、使い勝手は抜群。次の部屋は、スタッフたちが働く執務エリアだ。スクール本部としてゆったりと仕事ができるよう、あえてシンプルな床材や什器を採用した。
その奥は、社長室を兼ねた経営企画室。この部屋にもお客様をお通しする為、採光性の高いガラス壁をしつらえつつ、擦り加工で目隠しも忘れない。執務エリアと経営企画室で、人の存在を感じつつ、気が散らない適度な“見え具合” を意識している。
「余計な工事を省く為、全体的に既存の空調や照明を活かすレイアウトを検討しました。コストを抑えつつ、ご要望通りのゾーニングが出来たと思います。また、デッドスペースにロールカーテンを取り付けて、簡易的な収納場所を作ったのもポイント。ソフト事業で荷物の少ないお客様だった為、あえて独立した倉庫を設けず、空間を有効活用したんです」と、グッドライフのプロジェクトマネージャー。
何千もの顧客情報を扱う仕事柄、電子錠などのセキュリティも充実させている。まずは、すべてのご要望を叶えられる高スペックの機器を提案。その後、予算に合わせてグレードを落としながら、必要な機能とコストの両立を叶えていった。
Point 02
オフィスづくりのその先まで、貢献したい
細かいこだわりが光るのは、什器だ。執務エリアや経営企画室のキャビネット、デスクなどはすべて新調。特にオープンスペースはセミナーを開催する時の為に、展開すれば8人が使える長机や、メモ台がありながらスタックも出来る椅子を用意した。せっかくのスタイリッシュな雰囲気を邪魔しないよう、キャスターを脚の中に収納できる机をチョイスしたのも特長だ。一見しただけでは気づかないような心配りが、空間の印象を左右している。
プロジェクトスタートから納品までは、約3カ月。毎回の打ち合わせ後には、修正した図面をメールですぐに共有した。「僕はせっかちで欲張りだけど、仕事を進めていけばいく程、グッドライフは良い会社だと感じました。たとえば、見積が少し変わっただけでも、いつも会社オリジナルのファイルにまとめ直してくれた。そういう細かい手間やコストを惜しまないという社風が、伝わってきました」(榎本氏)。
近頃は新店舗の現場調査にグッドライフが同行して、広さやレイアウトについて意見を出すこともあるという。ステップゴルフ株式会社が成長していく中で、少しでも長く、少しでも多くお役に立てれば、とグッドライフのプロジェクトマネージャーは語った。