【特集 】サステナブル&ウェルビーイングなオフィスとは?
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【特集 】サステナブル&ウェルビーイングなオフィスとは?
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オフィスリニューアルの中で、「サステナブル(持続可能性)」と「ウェルビーイング(心身の健康)」のご希望をお伺いする機会が増えてきました。
皆さまが想い描くWORKVISIONの実現に向けて、私達も日々勉強中ですが、さりげないポイントからオフィスに取り入れる事が可能ですので、ぜひハードルを低くすることができたらいいなと思っています。
ここでは、実際の施工事例をもとに、サステナブルかつウェルビーイングに配慮したオフィス設計ポイントを3つご紹介させていただきます!
Point 01
環境配慮を重視したサステナブルな素材選び
サステナブルなオフィス設計の1つとして、持続可能な素材の選定がポイントです。
オフィスを構成する要素として内装資材は欠かせず、こちらを再生可能な資源やリサイクル素材をセレクトすることで、環境への負荷軽減に繋げる事ができます。例えば、竹や再生ウッドなどの自然素材は、温かみのある空間を演出しつつ、エコフレンドリーな選択肢として注目されています。また、リサイクル可能なカーペットや家具を取り入れることもトレンドです。
東リや川島セルコンの床材は環境への配慮がなされ、持続可能な製品として設計されているので、弊社でも使用させていただいております。
【おすすめポイント】
- リサイクル素材の使用
- タイルカーペットの基材や表面素材にリサイクル資源を取り入れており、資源循環型の製品として評価されています。これにより、製品のライフサイクル全体での環境負荷を軽減しています。
- 耐久性とメンテナンス性の高さ
- 高い耐久性とメンテナンスの容易さにより、長期間の使用が可能です。頻繁な交換が不要になるため、廃棄物の削減にも貢献しています。
- VOC(揮発性有機化合物)低減設計
- 空気中の有害物質排出を抑えた設計になっており、室内環境の品質改善にも寄与しています。低VOC素材の使用は、室内での健康面への配慮に繋がっています。
- 施工や交換が容易
- タイル単位での交換が可能なため、部分的なリノベーションがしやすく、資源を無駄にせず長く使える工夫がされています
サステナブルな内装資材の選定は、いつか原状回復工事をするときの廃棄を最小限に抑えることになり、企業の環境配慮への意思を示すだけでなく、社員にとっても持続可能な未来への貢献を実感できるポイントになります。
Point 02
コミュニケーションを促進する柔軟なレイアウト
コミュニケーションを活性化するレイアウトも、サステナブル&ウェルビーイングなオフィス設計におけるポイントの1つ。
社員同士の連携を高めるために、柔軟に使えるフリーアドレスやオープンスペースは人気です。
プロジェクトの進行に合わせてレイアウトを変えることが可能なテーブルを配置する事で、自然な対話が生まれやすくなります。
また、変わり種のコミュニケーション促進方法としておすすめしたいのが、ブーメラン型のデスク。
様々な角度・大きさのものがありますが、どれも絶妙に他の人と視線が合わない作りになっているので、自然に話すことができるというお声を頂いています。
社員の働きやすさを追求し、健康的で持続可能な空間を創り出す取り組みは、社員にとって心身の健康と成長をサポートする大切な基盤です。
「出社したい」の輪が、いつかの「入社したい」につながり、リクルーティング効果もあるのではないかと考えます。
Point 03
ライフサイクルを延ばし環境負荷を抑える”居抜きオフィス"への移転
最後は、既存オフィスのリニューアルだけでなく、中長期的な「サステナブル」と「ウェルビーイング」ご提案として、”居抜きオフィスへの移転”を挙げたいと思います。
既存の内装や設備を再利用することで、新たな内装工事による資源消費を抑え、環境負荷を軽減できる居抜きオフィスへの移転。
特に内装工事には、多くの資材とエネルギーが必要で、廃材も発生するため、こうした工事を回避することでCO2排出量も削減できると考えます。
また、オフィス家具や照明、カーペットなども再利用することで、製品のライフサイクルを延ばし、廃棄物の削減にも寄与。このように、居抜き物件は短期間での入居や初期費用の削減といったメリットだけでなく、持続可能なオフィス運営の一助となる方法です。
「サステナブル&ウェルビーイングなオフィス」いかがだったでしょうか。
もしオフィス移転やレイアウト変更など、今後オフィスリニューアルを検討する上で、1つのアイデアとしてご参考になれば幸いです。
ここまでご一読いただきありがとうございました。