メリハリある空間遣いで拡張性と快適性を両立した、社員が本当に喜ぶオフィス
メリハリある空間遣いで拡張性と快適性を両立した、社員が本当に喜ぶオフィス
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株式会社ログラスは、拡大期を迎えている。2022年5月時点で約30名だった社員数は、2年足らずで約5倍に増加した。座席の確保が大変なのはさることながら、会議室や打ち合わせスペースはいつも満員。1on1を大切にする文化があるなかで、社員同士の面談に部屋を使ってしまうと、スペースはいくらあっても足りない。新オフィスの要件は、そうした課題を解決するための拡張性と空間の有効活用、そして、企業イメージをあらためて表現するデザインだった。
「ログラスが提供しているのは、エンタープライズ向けのクラウド経営管理システムです。事業イメージに合わせて、いわゆるスタートアップらしいポップな感じというよりは、先進的で新しい雰囲気にしたいと考えました」と、ログラスのコーポレート部で移転プロジェクトを担当した滝田氏は言う。グッドライフのデザイナー・三島氏は「会社をどのようにしていきたいかなどの資料を共有いただいたうえで、クールなグレーと木目を使ったデザインを提案しました。モルタル調の左官で仕上げた壁や、シンプルなロゴサインによって、先進性を伝えるアクセントを加えています」と説明した。「当社のデザインチームもコンセプト決定に加わり、初期のご提案にさまざまな要望を出させていただきました。フルオーダーに対応していただいた感覚で、とても感謝しています」(ログラス・コーポレート部 高橋氏)。
Point 01
気分やシーンに合わせて選べる打ち合わせ/作業スペース
開放感のあるエントランスは、そのままイベントスペースにつながっている。もともとは壁を立てて大会議室を作る予定だったが、全員が顔を合わせて定例会ができるようにと、壁をなくして広いスペースを確保した。顧客向けセミナーや月次のリファラルイベントなどにも活用されるほか、ひそかに設置された卓球台では、社員同士の熱い戦いも垣間見られるという。
執務室は2ブロック。「ゆったりできるソファなどをフロア全体に散りばめてメリハリをつけつつ、必要なデスク数を確保するために、空間の使い方には悩みました。最終的には、壁際や窓際にミーティングスペースを固めることで解決。1on1やちょっとした打ち合わせに使えるテーブル席や作業に集中できるハイカウンターなど、多様な場所をつくることで、気分やシーンに合わせてお選びいただけるようにしています」(グッドライフ・プロジェクトマネージャー菅原氏)。そうしたスペースは、初日から社員たちに大人気。稼働率の高さは、快適な空間を提供できていることの証だ。
もうひとつ時間を要したのは什器選びだった。機能や快適性は追求したいけれども、全席統一にするとなるとコストもかかる。「20種類ほどのサンプル手配をお願いし、価格とのバランスを見ながら社内で精査しました。ハイエンドモデルをリーズナブルに用意していただけたこともあり、社員も納得のチョイスができたと思います」(高橋氏)。
Point 02
ギリギリまで、細部まで、妥協せず取り組む
「フットワークが軽く、丁寧なグッドライフさんの対応には何度も驚きました。とくにプロジェクト後半、細部のマテリアルやインテリアなどを詰めていくところではこちらからも加速度的にオーダーが増えた。でも、一つひとつに快く対応してくださいましたね」と、高橋氏は振り返る。設計が済み、一部の施工が始まったタイミングで、倉庫の位置を変更したこともある。「すでに作り始めていて、本当に土壇場での変更でしたが……絶対に使い勝手がよくなったので、なんとか変えて良かったですよね」と、菅原氏は笑う。
また、イベントスペース奥の壁にあるサインは、社員が手形を押して作成したものだ。「『全社員が関われるかたちで象徴的な何かをつくりたい』という案は最初からあったのですが、手形ペイントに決まったのは本当にギリギリ。工事期間中に社員が立ち入り、随時ペタペタと押していけるように場を整えてもらいました。引っ越しの立ち会いもフォローしてくださり、ありがたかった。グッドライフさんに頼んで本当によかったです」(滝田氏)。
お客様の声
「初めてゼロから自分たちでつくったオフィス。グッドライフさんの伴走のおかげで、非常に好評です!」