今回追加した個室ブースは、イナバのBiz Break。カラフルなシートを貼りつけた扉面が印象的だ。もともとのブースは真っ白のデザインだが、hapeらしさを前面に出せるよう、エントランスにあしらった鮮やかな球体と同じ4色を取り入れた。執務スペースのデスクや配線カバーともトーンを合わせ、明るくポップな個性を表現している。
また、個室ブースを追加するため、もともと壁際にあったハイカウンターをガラスの間仕切りに沿わせて移動。「ガラス面で足元が見えると気になる方もいらっしゃると思うので、すりガラスで目隠しを入れています。半個室の吸音ブースも、周りのレイアウト変更に合わせて向きを180°変え、他の人の声が入りづらい角度に調整しました」と、グッドライフのプロジェクトマネージャー・國井氏は言う。「色味の調整や使いやすくするための細かな工夫は、プロならではの観点ですね。僕らではなかなか気づかない部分を先回りしてご提案いただき、とても助かりました」(K氏)。
今回は集中時の利便性アップをメインにすえたプロジェクトだが、コミュニケーションを大切にするハイブリッド性ももちろん兼ね備えている。「前回は2段高さをつけてエリアを区切ったリフレッシュスペースは、今回のレイアウト変更でも健在です。個室ブースを入れやすいように床の高さだけはなくしましたが、くつろげるキャンプギアはそのまま。壁際にあったハイカウンターを中央テーブル近くに動かしたことも、全体のコミュニケーションをうまく促せていると聞いています」(國井氏)。