コーポレートカラーの黒×オレンジを主体としたエントランスには、空間が暗くなりすぎないよう、正面に光るサインを設置。見学や商談に訪れたお客様を、まず洗練されたムードで出迎える。フロアには他のテナントも複数入居しているため、廊下側から執務室が見えない動線にしているのもポイントだ。
ショールームエリアの奥には会議室があり、両サイドの扉を開くと執務室につながっている。以前のオフィスは3フロアに分かれていたが、移転後はすべての部署を1フロアに収めたため、ぐっとコミュニケーションがしやすくなった。「マーケティングと営業でフロアが違って話しにくい……などのちょっとした不便が解消し、仕事がスムーズになりました。ショールームのテントの中やリフレッシュエリアのソファーなど、好きな場所で仕事ができるのも快適です」と、社員からも好評だ。
「ショールームや会議室などの“見えるところ”には予算を惜しまず、反対に執務室などは状態のいい中古什器をリースするなどして、コストにメリハリをつけました。天井のルーバーなども、デザインを工夫することで見栄えを保ちつつ、部材を減らして不要な費用を削っています」(小島氏)。