開放感のあるエントランスは、そのままイベントスペースにつながっている。もともとは壁を立てて大会議室を作る予定だったが、全員が顔を合わせて定例会ができるようにと、壁をなくして広いスペースを確保した。顧客向けセミナーや月次のリファラルイベントなどにも活用されるほか、ひそかに設置された卓球台では、社員同士の熱い戦いも垣間見られるという。
執務室は2ブロック。「ゆったりできるソファなどをフロア全体に散りばめてメリハリをつけつつ、必要なデスク数を確保するために、空間の使い方には悩みました。最終的には、壁際や窓際にミーティングスペースを固めることで解決。1on1やちょっとした打ち合わせに使えるテーブル席や作業に集中できるハイカウンターなど、多様な場所をつくることで、気分やシーンに合わせてお選びいただけるようにしています」(グッドライフ・プロジェクトマネージャー菅原氏)。そうしたスペースは、初日から社員たちに大人気。稼働率の高さは、快適な空間を提供できていることの証だ。
もうひとつ時間を要したのは什器選びだった。機能や快適性は追求したいけれども、全席統一にするとなるとコストもかかる。「20種類ほどのサンプル手配をお願いし、価格とのバランスを見ながら社内で精査しました。ハイエンドモデルをリーズナブルに用意していただけたこともあり、社員も納得のチョイスができたと思います」(高橋氏)。