坪数や部屋数が変わらない中、リフレッシュコーナーや女性用ロッカーなど、社員がより快適に過ごせるスペースを追加。それでいて使い勝手を良くするには、様々な工夫が必要になる。まずは、島配置していた個人のデスクを、フリーアドレスに変更。デスク幅は1200から1000に変わり、ワゴン収納も半分ほどの幅になったものの、特に問題が生じていないのは、収納効率をアップしたからだ。「キャビネットのサイズをそろえて執務エリアの端に固めたことで、動線と見栄えを良くしました。シックな書類ボックスを用意して、あえて“見える収納” にしたのもポイント。デスクに書類が山積みされていたり、キャビネットの扉を開けたら雪崩が起きたり……といった事態を防ぎます。収納状況を適宜チェックしていただけるよう、アクティオ様の社内で担当制を作る仕組みも提案しました」(グッドライフ・プロジェクトマネージャー)。
移転後も整理整頓を保つ為に、どんな運用をすればいいか?というテーマは、コンペのときからオーダーされていた。「高価な什器を導入するような案は他社からもあったけれど、最低限の環境や仕組みだけ整えつつ、運用を現場に委ねる改善案を出してくれたのはグッドライフだけ。もちろん負担はあるけれど、現実的でいいなと感じました」(アクティオ・S氏)。コストを掛ければ、良いものはいくらでもできる。けれど、工夫を凝らして費用を抑えるプランを練るのも、グッドライフの役割だ。