エントランスや執務エリアは、シンプルなデザインにまとめた。メディアの取材も増えてきている為、グループ企業のロゴサインをあしらったフォトスポットも設えている。Finatext から明確なオーダーはなかったが、必要性を考えてグッドライフが盛り込んだ。「目を引くように仕上げながら、壁や床は塗装とクロスでうまくコストを抑えています。ロゴサインを追加するスペースも確保している為、今後グループ企業が増えても安心です」と、グッドライフのプロジェクトマネージャー・真名子氏。
オフィスの導線には、林氏のこだわりもあった。「金融業として大切な透明感を持たせる為に、どの部屋からも全体が見渡せるようにしたかったんです。このコンセプトは、創業当初から変わりません。そして今回も、グッドライフがうまくやってくれました」。エントランスとリフレッシュエリアを囲む形で、ガラス張りの執務室や会議室を配置。背の高い什器は避けた。面積はかなり広くなったにもかかわらず、少し動けばきちんと、全員の顔が見える。
また、会議室はLAN ケーブルなどを最初からすっきりと収納し、電話会議用のモニターなども整備。引き渡した状態で使い続けていれば、いつでもオフィスを機能的に保てるのだ。洗練された空間に見せるワンスパイスとして、スタイリッシュな照明も導入した。