エントランスは、カラフルな色遣いが目を引く。コーポレートサイトに使われている4色で球体のモチーフを作り、会社やメンバーの個性を表現した。「バラエティ豊かな色を各所に取り入れつつも、統一感を出しているのがポイント。たとえば、面談ルームの床や椅子の色をしっかり揃えたり、執務デスクの脚の色に合わせて絨毯の色も変えたりと、細かく気を配っています」と、江藤氏。
居抜き物件への移転だった為、既存の間仕切りを最大限に活かしたレイアウトを組み、余分な工事費用を削減した。こだわって変えたのは、エントランスと執務エリアを分ける壁だ。元々はオーソドックスな白い間仕切りだったが、窓からの自然光を取り込んで抜け感が出せるよう、ガラスの間仕切りに取り換えている。すぐ前にはカウンターデスクが設置されている為、エントランスから執務エリアが見えすぎて困ることもない。リフレッシュスペースは、階段を2 段上がったつくり。エリアを区切るだけでなく、床下に広めの収納を確保できる為、空間が有効に使える。