自然を身近に感じながら心地よく働ける、バイオフィリック・オフィス
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株式会社HROTTIがオフィスの移転を決めたのは、コロナ禍が一番のきっかけだったという。それまではレンタルオフィスを借りていたが、最低限働くスペースがあればいい時代は終わった。「急拡大しているベンチャー企業なので、社員はどんどん増えていきます。将来的な拡張性も踏まえながら、ソーシャルディスタンスも確保できるオフィスが必要でした。オフィスのコストをとるか、社員の健康をとるかという話で、後者をとった」と、代表取締役社長のS氏は話す。2020年12月に物件を決め、1月中の入居を目指した。いくつか見積や提案を受けたなかで、スピード感に感心して発注したのがグッドライフだ。 抜けた天井に素地の壁がスタイリッシュなビルで、S氏のオーダーは「自然をコンセプトにした、バイオフィリックデザインのオフィス」。居室エリアはグリーンを基調にして「森」を演出し、奥の会議室は白系の什器を入れて「光」を表現。天井からは、藤棚のように緑の造花をあしらっている。エントランスと隣り合うゾーンは「水」を感じさせるために、ブルーや水色のアイテムを多く取り入れた。確かに“自然”を存在させつつ、カフェのような居心地の良さがある。