Design Taste -
Pop

CASE STUDY
No.25

リアルでもリモートでも心地よく働ける、ハイブリッドなオフィス

Client -

株式会社hape様

100坪/東京都渋谷区/2020年09月~2020年12月

オフィスには、時流やその会社の働き方が反映される。株式会社hapeにとって、今回の移転は「働き方の見直し」でもあった。会社の規模が大きくなるにつれ、これまでのレンタルオフィスは手狭になってきた。とはいえ、コロナ禍によってテレワークは着実に増え、このまま世の中の主流になっていく気配もある。「でも、テレワークでは問題解決のスピードが落ちたり、帰属意識が弱まったりもしかねません。だからこそ、オンラインとオフラインの働き方を両立できる、ハイブリッドなオフィスをつくりたいと思いました」と、株式会社hapeの代表取締役・K氏は語る。 そんな新オフィスに必要なのは、コミュニケーションを促進するスペースと、一人でじっくり作業できるスペースだ。人材紹介という仕事柄、社員同士のコミュニケーションはとても重要だが、集中したい資料作成やリモート面談の場面も多い。「そこで、見通しがきくワンフロアの執務エリアに、いくつもの集中ブースをつくりました。吸音パネルで囲ったり、身体をすっぽり包むような背もたれの高いソファを導入することで、周りの目や音を気にせず作業ができます」(グッドライフ プロジェクトマネージャー・江藤氏)。 さらに、大きなカウンターがあるのも特徴。「立って仕事をするほうがはかどるメンバーは、ここをスタンディングデスク代わりにしていますね。考え事をするときに歩き回りたいメンバーもいるので、カウンター周辺にはその動線もとっています。当社の社員の働き方をよく思いやって、グッドライフさんが検討してくれました」(K氏)。

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随所に、遊び心あふれるこだわりを

エントランスは、カラフルな色遣いが目を引く。コーポレートサイトに使われている4色で球体のモチーフをつくり、会社やメンバーの個性を表現した。「バラエティ豊かな色を各所に取り入れつつも、統一感を出しているのがポイント。たとえば、面談ルームの床や椅子の色をしっかり揃えたり、執務デスクの脚の色に合わせてじゅうたんの色も変えたりと、こまかく気を配っています」と、江藤氏。

居抜き物件への移転だったため、既存の間仕切りを最大限に活かしたレイアウトを組み、余分な工事費用を削減した。こだわって変えたのは、エントランスと執務エリアを分ける壁だ。もともとはオーソドックスな白い間仕切りだったが、窓からの自然光を取り込んで抜け感が出せるよう、ガラスの間仕切りに取り換えている。すぐ前にはカウンターデスクが設置されているため、エントランスから執務エリアが見えすぎて困ることもない。

執務エリアの隣には、リフレッシュスペース。くつろげる空間がほしいというオーダーに、グッドライフが提案したのは、芝生とキャンプギアだった。「キャンプ用の椅子やテーブルを使うなんて、素人からは出てこないアイディアです。びっくりしたけれど、すごくいいですね。ちょっとしたミーティングなんかにも楽しく使っています」(K氏)。リフレッシュスペースは、階段を2段上がったつくり。エリアを区切るだけでなく、床下に広めの収納を確保できるため、空間が有効に使える。

プロの目で、必要な什器や工事を厳しくチェック

さまざまなアイディアが詰まったオフィスだけに、当初の費用見積はそれなりにかさんだ。そのデザインや使い勝手を残しつつ、どのようにコストダウンしていくかも、グッドライフの腕の見せ所。江藤氏は「什器はできるかぎり造作を避けて、イメージに合う市販品をとことん探しましたね。必要な指定工事の費用も、内容や業者を見直して徹底的にカットしました」と、振り返る。「自分たちだけだったら、かけなくてもいいお金をかけてしまう場面があったと思います。プロの目で、本当に必要な工事や什器を見極めてくださったのが助かりました」と、K氏。

移転を経て、社員同士のコミュニケーションも増えた。活発なミーティングが生まれる一方で、他人のオンライン面談の声にわずらわされることがなくなったのは、大きな成果だ。退勤後には、カウンターを囲んでくつろぐ場面も見受けられる。コロナ禍を経て、“人とのつながり”はより大切になってきた。コミュニケーション/集中を切り替えながら働けるオフィスは、こうした時代でこそその価値を発揮する。

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