お客様の立場にたって、必要なことを考える
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株式会社ダーウィンズは、千代田区にある本社オフィスのほか、東京営業所、福岡支社、コールセンターを含め、延べ6拠点を有していた。「今回の移転目的は、本社と東京コールセンターを合併すること、そして本社営業部とコールセンターを隣接させる事により、業務の円滑化と専用の来客エリアを拡大、エントランスを広くとり、リクルーティングにも力を入れていきたかった」(代表取締役・後藤氏) 3社の候補からグッドライフを選んだ理由を、担当者のひとりである藤岡氏はこう語る。「何事にもレスポンスが早かった。工事着工から2拠点が絡む複合移転で、計画から実施のタスクをわかりやすく教えてくれたのが助かりました」。 移転に際してポイントとなったのは、まずエントランスだ。訪れる方々がリラックスできるよう、広く開放的なエントランスを創りたいという要望だった。プロジェクトマネージャーの齋藤氏は、石や木などの自然素材が効果的に使われたデザインを提案する。 弓状に湾曲するカウンターには、最もコストをかけた。天井までつながっていない独立式で空間を広く見せられる一方、床面の補強など、施工にかなりのテクニックが必要になる。また、正面に石をあしらっていることも、表裏の荷重の違いから、いっそう設置の難易度を上げた。優れた職人との連携が取れているグッドライフだからこそ、このプランを実現できたといえる。 「実際、現場でお会いした職人さんも、大変厳しそうな人でした」談笑を交えて、責任者であるK氏は振り返る。 「エントランスパネルの配置も、入口から見て少し右にずらしています。あえてバランスを崩してエリア奥の通路を見せることで、視点をさまざまな部分に誘導でき、開放感をより一層演出しています」(齋藤氏)。